先取り学習に役立つ!タイの中学受験に即した算数の勉強法

前回は、タイの中学入試問題の難しさについて解説しました。

日本の高校の範囲を出題?タイの中学入試問題が難しすぎる!

特に算数の平均点が低いため、算数が苦手だと総得点が大きくが下がります。

しかし逆に言えば、算数を対策すると総得点を大きく上げられます。
そこで、今回はタイの中学受験に即した算数の勉強法を自分なりに探ってみたいと思います。

中学一年生の内容までは確実に先取り学習しておく

タイの算数入試問題には中学や高校の内容が出題されます。
しかし、どの分野を先取りするにも、文字式・方程式の知識が必要不可欠です。

文字式・方程式は、中学1年生の数学で勉強する内容です。
そこで、まずは中学1年生の範囲を確実に先取り学習しておきます。

勉強しておくべき中学・高校数学の分野

中学2年生以降の範囲は広くなるため、問題を見ながら学習する分野を絞っていきましょう。
タイの算数の中学入試問題を見ていて、出題が多い分野を列挙します。

・数列
・図形問題(π:パイを含む)
・三平方の定理(整数の組み合わせのみ)
・順列・組み合わせ・確率
・連立方程式
・指数法則
・二次方程式(因数分解で解けるタイプ)

上記の中でも、特に数列と図形問題が頻繁に出題されます。

数列は、等差数列の基本的な公式は覚えておくべきです。
さらに数列の途中の項が消えていくパターンの問題もよく出題されます。

図形問題は錯角や同位角等、中学分野の知識が必要な問題があります。
また、円周率のπ:パイは問題文や選択肢で普通に登場します。

おそらく必要ない中学・高校数学の分野

中学・高校数学の範囲で全く見かけなかった分野もあります。

・解の公式
・ルート(平方根)
・二次関数
・三角比
・複素数
・対数
・微積分
・ベクトル

上記の内容は受験対策において特に勉強する必要はないと思います。

先取り学習において役立つサイト・YouTube

ちびむすドリル中学生
塾チャンネル(19ch.tv)
とある男が授業をしてみた(YouTube)

上記のサイトは、娘に数学を教えていく上でとても役に立ったWebサイトです。
日本語が分かる子どもであれば、自分で勉強を進めていくことも可能です。

おすすめの勉強法を以下に紹介します。
1.「19ch」の問題を印刷して解く。
2.やり方が分からない場合は、YouTubeを見る。
3.ちびむすドリルで、問題演習を解く。

学力があれば道は開かれている

タイの中学入試では、小学生では習わない範囲が普通に出題されます。
また、タビアンバーンでの出身地が合否に大きく影響します。
入試制度が裕福な家庭の子供に有利に作られていることは明らかです

しかし、不利な状況を覆すだけの学力があれば合格は十分に狙えます。
道は確実に存在するので、後は勉強するだけです。

次回の記事では、中学受験に必要な参考書・過去問の入手法について紹介します。