「海外ATM引き出し」サービスに代わる、ベストな海外送金方法とは?

海外に居住していて大変なのが、
日本円とタイバーツの両替です。

例えば、新生銀行の「海外ATM引き出し」サービスは、
2018年12月8日にサービス終了してしまいました。

いくつかの海外送金を調べた結果、
ようやくベストだと思う方法に辿り着いたのでご紹介します。

海外送金方法

日本から海外へ送金する方法には、いくつかの手段があります。
以下に代表的な手段を挙げます。

  • 現金による両替
  • 銀行カードの海外ATM引き出し
  • 海外用プリペイドカード
  • クレジットカードの海外キャッシング
  • インターネットバンキングの海外送金サービス
  • オンライン海外送金サービス

現金による両替

日本から現金を持ち出し、海外の両替所で両替する方法です。
タイでは、日本円とタイバーツの両替レートは銀行よりも両替所の方が良くなります。

【旅行者向け】バーツに両替する際の注意と、オススメ両替店を紹介する

街中の両替所での両替レートは売買の差が小さく、
海外送金として、とてもおすすめできる方法です。

ただ、現金を日本から持っていく必要があるので、
手間がかかるほか、盗難や紛失のリスクがあります。

銀行キャッシュカード

銀行キャッシュカードを使い、海外のATMで引き出す方法です。

タイでは、ATM引き出しの際にタイの銀行によって手数料を取られます。
手数料は銀行によって変わりますが、220バーツ(約765円)前後です。

そして、日本の銀行側の手数料もかかります。
両替レートも、現金と比較すると悪くなります。

さらに、新生銀行の例もあるように、
日本の銀行は海外ATM引き出しサービスを縮小中です。

海外送金として、現在おすすめできる方法ではありません。

海外用プリペイドカード

海外用プリペイドカードを使い、海外のATMで引き出す方法です。

海外用プリペイドカードは、事前にお金をチャージして使います。
チャージした分しか引き出せないため、不正利用された際には被害を抑えられます。

利用する際に、チャージする必要があるほか、
チャージした分しか引き出せない点が不便です。

手数料は、国際ブランド(VISA、Master等)の決済レートに、
数パーセント上乗せする形で計算されます。
さらにカード会社によっては、ATM引出手数料がかかります。

ATMで引き出すので、銀行のキャッシュカードと同様に、
タイの銀行による手数料がかかります。

チャージする手間があるほか、手数料も高いので、
海外送金として、あまりおすすめできる方法ではありません。

クレジットカードの海外キャッシング

クレジットカードを使い、海外のATMでキャッシングする方法です。

国際ブランド(VISA、Master等)の決済レートは、
銀行の両替レートよりは良いですが、現金よりは悪くなります。

クレジットカードの海外キャッシングを利用すると、利息が発生します。
利息はクレジットカード会社によって変わりますが、約18%です。

自分の経験ではATMでキャッシング後、50日程度で引き落とされることが多いようです。
仮に50日とすると、

18 × 50 / 365 ≒ 2.5%

2.5%の利息となります。

他の海外送金と比べて、手数料が安く、おすすめできる方法です。
ただし、支払い方法がリボ払いになると、利息が高くなってしまう可能性が高いので、
「1回払い」になっていることを必ず確認してください。

インターネットバンキングの海外送金サービス

インターネットバンキングから、海外送金サービスを利用する方法です。
ATMに行く必要がなく、インターネット環境さえあれば海外送金できます。

手数料は他の海外送金と比較して、一番高くなります。
そして、銀行の両替レートも、現金と比較すると悪くなります。

送金してから、実際に受け取るまでに時間がかかります。
日数は銀行にもよりますが、1日~1週間程度です。

手数料が高く、海外送金に日数がかかるので、
海外送金として、おすすめできる方法ではありません。

オンライン海外送金サービス

インターネット上の海外送金を専門とするサービスです。
ATMに行く必要がなく、インターネット環境さえあれば海外送金できます。

例えば、円からバーツへの両替であれば、
指定された日本の口座に日本円を振り込むことで、
タイの口座にバーツが振り込まれます。

手数料は、送金する金額にもよりますが、1~2%程度となります。
他の海外送金と比較して、手数料は一番安くなります。

両替レートは、ミッドマーケットレート(仲値)と呼ばれる為替レートを利用します。
銀行やクレジットカードと違い、スプレッド(隠れコスト)を乗せません。

送金してから実際に受け取るまでの時間は、数時間程度です。
インターネットバンキングの海外送金サービスと比較して、早く送金できます。

ただし、送金処理時間は、日本の銀行の営業時間にも左右されます。
例えば、金曜の夜に振り込みをすると、送金は月曜日になります。

手数料が安く、ATMへ行く必要もないので、
海外送金として、非常におすすめできる方法です。

まとめ

海外送金の手段としては、

現金による両替

もしくは、

クレジットカードの海外キャッシング

もしくは、

オンライン海外送金サービス

をおすすめします。

特に、オンライン海外送金サービスは、
ATMに行く必要がなく、自宅だけで手続きが完了します。
お手軽さの面でも、非常におすすめできます。

次回の記事では、オンライン海外送金サービスの
20000バーツを両替した際の手数料を実際に比較していきます。

ベストな海外送金方法とは?20000バーツを両替した際の手数料を比較
(記事が公開され次第、リンクが繋がります)