「バンコクの部屋は6000バーツで見つかる!?」その注意点について考えてみる
先日、お部屋探しに関するお問い合わせをいただきました。
要約すると、こんな内容です。
先日バンコクに家族でやってきました。
現在は家探し中です。
3人家族で6000バーツほどで見つけるにはどうしたら!と思っています。
アドバイスいただけると幸いです。
タイ、バンコクに6000バーツの物件はあるのか?
答えは「あります!」
タイは年々物価が高くなり、平均賃金も上がっています。
しかし、タイの世帯平均月収は約27,000バーツ(2017年)。
10,000バーツ以下の部屋は、バンコクに数多くあります。
ただ、注意すべき点がいくつかあるので、紹介していきます。
タイに来て、すぐに部屋探しするのは大変
ぼくが、今部屋探しをしようと思えば、
すぐにそれなりの部屋を見つける自信はあります。
それはタイに3年以上住んでいるからです。
バンコクの土地勘もあるし、タイ人とそれなりのコミュニケーションも図れます。
ただ、バンコクに移住してきてすぐだと、難しいと思います。
自分の過去を思い返してみて、移住してすぐに良い部屋を見つける自信はありません。
家賃の安いエリア、市内を移動する方法、買い物するスーパーなどを
知っていないと、希望に沿った物件を探すのは難しくなります。
タイ語の習熟度の問題
部屋探しの際に、問題となるのがコミュニケーションです。
タイ語が分かるのが一番の理想ですが、移住してきたばかりだと難しいでしょう。
たとえ、タイ語が話せなくても、
長く住んでいれば、何となく相手の言っていることは分かるし、
コミュニケーションもそれなりに取れるようになります。
部屋探しでは、契約もあるので、
その内容について理解する必要があります。
- 家賃の払い方
- 敷金
- 電気代、水道代
などを把握しておかなければなりません。
また住んでからも、
- 部屋の設備が契約時に言われた内容と違う
- エアコンの水漏れなどの部屋のトラブル
- 断水、停電などのアパートからの連絡
などをタイ語で理解、相談しなければなりません。
日本との違いを知っておく
日本とタイでは、根本的に賃貸や部屋探しの事情が違います。
まず、日本の部屋探しでは近くの物件仲介会社を利用するのが普通です。
しかし、タイでは自分の足で探すのが普通になります。
日本語で紹介してくれる物件仲介会社もあるのですが、
20,000バーツ以上などと、月家賃の下限が設定されているため、
安い物件を探す際には使えません。
さらに日本より部屋のオーナーの権限が強く、
オーナーによる当たり外れもあります。
あとは、10,000バーツ以下の物件では、
バスタブは基本的になく、キッチンもないか簡単なものになります。
逆に安い物件でもセキュリティはしっかりしており、
係員が常駐しているアパートは珍しくありません。
テレビ、冷蔵庫、ベッドなどの家具が付属している部屋も多いです。
契約についても、全体的に日本よりも簡単です。
具体的には、
- 最初の家賃
- 敷金
- パスポート
を用意すれば、すぐに住み始めることができます。
良いアパートは予約待ちのことも
バンコクで良い部屋を探したいときには、
探す期間に余裕があるのが理想的です。
例えば、今すぐに住める部屋はなくても、
1か月後に空く予定の部屋があるかもしれません。
今、アパートの部屋がいっぱいだとしても、
空いたら連絡してもらうように頼むこともできます。
事実、良いアパートは「空いたら入居したい」という人で
予約待ちの状態になっていることがあります。
これは、
「既にバンコクに部屋を借りて住んでいるのだけれど、
より良い部屋があったら移りたい、」
と考えている人がいるからです。
すぐに引っ越しして住みたい場合、これらの人々にはかないません。
移住して最初に住む部屋は、多少妥協する必要があるかもしれない
ということです。
でも、すぐに部屋探ししたい…
理想を言えば、タイに来てすぐに良い部屋を見つけ、
移住が開始できるのが望ましいです。
さんざん難しさを述べてきましたが、
「難しいけどできるのか?」と言われれば、
「難しいけどできる」と答えます。
やってやれないことはありません。
時間をかけて、根気よく探していれば必ず見つかります。
次回の記事では、タイに来てから部屋をどう探していくべきなのか?
具体的なプランを述べていきます。