初めて子供に将棋を教える時のやり方アイデア10選
ぼくの娘は現在7歳になりました。
「そろそろ将棋を覚えられるのではないか?」
と思い教えています。
まだまだ、駒の動かし方もなんとなくしか覚えていませんが、
ようやく「楽しい」といってもらえるようになりました。
いきなり、正式なルールである本将棋(駒が全て揃った状態)は、
ちょっと難しすぎるので、最初はいろんなやり方を試しています。
最初でも楽しく遊べるように、ぼくが試したやり方をご紹介します。
「難易度」と「子供の興味」を適当に付けていますので、参考程度にご覧ください。
将棋崩し
難易度:(なし)
子供の興味:★★★★★
将棋の駒を使って遊ぶ「将棋崩し」。
人差し指一本だけを使い、駒の音が鳴らないように取っていきます。
将棋とはほとんど関係なく、ルールも全く覚えられませんが、
将棋に興味を持ってもらうためには良いと思います。
うちの娘は「将棋崩し」が大好きで、今でも時々やっています。
最近は、子供の方が上手で全くかないません。
弾き将棋
難易度:(なし)
子供の興味:★★
将棋の駒を指ではじき、相手の駒を落とすゲームです。
こちらも将棋のルールは全く覚えられません。
やってみると意外と奥が深く、ゲーム性があります。
駒を失くしやすいのが欠点です。
はさみ将棋
難易度:★
子供の興味:★
駒を上下左右に動かし、相手の駒を挟みます。
挟むと取ることができ、相手の駒を一枚にしたら勝ちです。
うちの子供は「はさみ将棋」はあまり好きではなかったようで、
2,3回やっただけで、飽きてしまいました。
どうぶつしょうぎ
難易度:★★
子供の興味:★★★
女流棋士の北尾まどかさんが考案した、
動物のキャラクターを駒にした将棋です。
3×4マスしかないので、動かすパターンが少なくなり、
初心者には分かりやすいです。
ルールもすぐに覚え、しばらく遊んでいました。
駒が可愛いので親しみを覚えるようです。
9マス将棋
難易度:★★★
子供の興味:★★★★
プロ棋士の青野照市九段が考案した、新しいルールの将棋です。
盤が3×3しかなく、動かすパターンが少なくなります。
ただし、駒の動き方やルールは普通の将棋と全く同じ。
将棋ができる大人でも、かなり悩まされる本格ゲームです。
簡単な配置だと、子供でも勝ちが分かります。
本当の将棋と同じ駒を使うので、駒の動きやルールを覚えるのに適しています。
入れ替わり将棋
難易度:★★★
子供の興味:★★
普通の将棋の駒とルールを使います。
違うのは「ピンチになったら、盤をひっくり返せる」ということです。
絶体絶命のピンチが、必勝系のチャンスになります。
ただ、基本的な将棋の指し方を覚えていないと、
そもそも勝負ができません。
子供はどうしても負けたくないようなので、
勝負を投げ出さないように考えてみました。
詰将棋(1手詰め)
難易度:★★
子供の興味:★★
「詰将棋」は王手の連続で勝ちまで持っていく、
将棋のパズルみたいなものです。
プロも長手数の詰将棋を解き練習するくらい、
実際の将棋でも役に立ちます。
ただ、初心者である子供に教えたのは、1手詰めの詰将棋です。
何かしたら、王様が動けなくなって勝ち!という状態です。
勝負ではないので、「勝った!」という実感に乏しく、
うちの娘は気に入らなかったみたいです。
駒落ち将棋(裸玉~10枚落ち)
難易度:★★★
子供の興味:★★★
駒の動かし方を覚えたら、いよいよ本当の将棋です。
駒落ちといって駒を減らし、ハンデをつけて勝負します。
裸玉は駒が「玉(王様)」だけ、
10枚落ちは「玉」と「歩」だけです。
コツをつかめば、すぐに勝つことができるようになります。
子供も勝負に勝てるので楽しいみたいです。
駒落ち将棋(8~2枚落ち)
難易度:★★★★
子供の興味:★★★★
駒落ち将棋の10枚落ちで勝てるようになったら、
徐々に駒を増やしていき、ハンデを少なくしていきます。
とは言っても、8枚落ちの「金将」の駒が増えただけでも、
初心者にとっては勝つのが随分と大変になります。
現在、子供はこの段階です。
アドバイスなしには、まだ勝てないです。
本将棋(平手)
難易度:★★★★★
子供の興味:不明
ハンディキャップなしの本当の将棋、
正真正銘の真剣勝負です。
将棋好きにとって、子供をこの段階まで持っていくのは一つの目標でしょう。
ここまでいけば、勝負相手に困らなくなりますからね。
2枚落ち(飛車角なし)で勝てるようになっていれば、
もう十分に力が付き、将棋が楽しくなっている頃だと思います。
子供が強くなる前に平手でやる場合には、
「待ったあり」や「アドバイスあり」でやるのも良いと思います。
まとめ
子供と将棋をするために、様々な方法を述べてきましたが、
一番大切なのは、子供が「楽しい!」と思うことです。
子供に「楽しい!」と思わせる方法は、
親であるあなたが一番心得ていると思います。
うちの子供の場合は、
わざと負けてあげることと、
大げさに褒めてあげることが大切です(笑)