初日からどうどうと「いじめ」を公表したタイの先生に思うこと
タイ、小学校の入学式へ行ってきました。
詳しくは前回の記事をご覧ください。
入学式は1時間弱で終わり、
各教室で、先生との懇談会に変わります。
そこで、先生が話されたことが印象的でした。
「いじめ」があったと、どうどうと公表する先生
課外授業料を集める際に、ある話を担任の先生がしてくださいました。
「毎月毎月、課外授業料の500バーツ(約1,700円)を失くす生徒がいました。
親が不審に思い、相談を受けたので学校で調べてみました。
すると、カツアゲにあい、他の生徒に取られていたことが判明しました。
みなさんも、家では子供と話す時間をきちんと設けて下さいね」
さらっと、「いじめ」があったことについて触れたので、
日本の横浜市のあの事件を思い出したんです。
【原発避難いじめ】横浜市教育委、加害児童に直接調査せずいじめ不認定…自己保身優先
引用元:Business Journal
みなさんご存知だとは思いますが、
福島の原発事故から転校した子供がいじめに遭い、
約150万円を取られていた事件です。
やはり、日本はいじめを隠す傾向があると思うんです。
教師や学校が、保身に走るのが理由のようです。
いじめは「ある」
ぼくらも子供の頃を思い出せば分かるように、
いじめってありましたよね。
それは、どの国でも、どこの学校でも起こっています。
いじめが「ある」ことぐらい誰でも分かっています。
だから、今回の先生のように「ある」ことを前提に、
サラッと話してくださったのは、非常に好感が持てたんです。
まとめ
入学式、参加して良かったです。
PCを使って要点を順序立てて、挨拶を行った校長先生。
携帯電話の連絡先を教えて、
「何かあったら、いつでも電話して下さい」と言ってくださった、
保護者会代表で警察官の方。
「いじめ」について、隠すつもりがない担任の先生。
「この学校に子供を入学させて良かった」
と思える入学式でした。