国際結婚した経験から、メリット、デメリットを赤裸々に語ってみる

2017年5月10日

外国人と結婚する国際結婚。
テレビなどで注目を集めることがありますが、
実は日本人の国際結婚は減少傾向。
まだまだ少数派です。

ぼくはタイ人と結婚しましたが、
実情はどうなのでしょうか?

実際の経験を元に、
メリットとデメリットを考えてみたいと思います。

メリット

異文化にどっぷり浸かることができる

旅行で海外を訪れる人も増えました。
国際化の傾向もあり、外国の文化はより
身近になってきているように感じます。

でも、結婚するとその一段上の体験ができます。
外国人と一つ屋根の下で、ずっと一緒に暮らしていく。
常に異文化に接することができるんです。

また、結婚すれば相手の実家に行くこともあるでしょう。
現地の市場や、地元のお寺など、
旅行では絶対行かないような場所に行けます。

地元でしか取れない、
売っていない珍しい食べ物も
食べることができます。

旅行でいく現地文化は、
観光地化されていますが、
結婚すれば、冠婚葬祭や日々の暮らしなど、
見世物ではない、真の文化に触れることができます。

好奇心旺盛で、変化が大好きな人には
とても面白い生活です。

旅行や、現地生活で助けてもらえる

相手の国へ旅行へ行ったり、
場合によっては暮らしていくこともあるでしょう。

その時、完全に信頼できる現地の人(配偶者)がいると、
できる体験が変わってきます。

面白い観光地や美味しいレストランを探す時にも、
得られる情報が変わってきます。

困ったときにもすぐに助けてもらえるので、
トラブル解決が容易にできます。

旅行や、現地生活が圧倒的に楽しくなりますよ!

子供が可愛い!

主観なので、日本人と結婚していたとしても
可愛いと思うのかもしれないですが…

とにかく子供が可愛いんです!

日本人と違うところと言えば…
スタイルは日本人離れしているような気がします。

あとはマルチリンガル。
会話聞いてるだけで、
「すげー!」って思えます。

けんかが少ない

これは意外と思うかもしれないですが、
普段の生活においては、

言葉が完全に通じないのは、メリットです。

普段の些細な言い争いって、
言葉尻を捉えたり、自分と違うところを指摘したりなど、
小さなことから始まることがあると思います。

うちの場合は日本語で話しますが、
「言葉が分からなかったのかな」とか
「言い間違えたのかな」とか
意思疎通の問題にすり替えることができるんです。

自分と違うところは、そもそも外国人なんで、
「文化が違うからしょうがないよね」と思えます。

デメリット

手続きがとにかく面倒くさい

国際結婚の最大のデメリットはこれ。
言葉でもなく、生活でもなく、
手続きの面倒くささが一番です。

恋愛の時はいいんです。
手続きは必要ないから。
問題は、「結婚しよう」となったときから始まります。

結婚手続きが異常に難しい。
まず「結婚の手順、必要書類」を知る所から始まります。

インターネットが発達したとは言え、
国際結婚のカップルは千差万別。
職員が詳しくないことも多く、
手探りで一進一退の状況となることもしばしばです。

結婚手続きを始めてから、一緒に住めるようになるまで、
1年以上かかることも珍しくありません。

婚姻届一枚で結婚手続きが終わるのは、
本当に幸せなことなんです!

子供の出生届も、翻訳して両方の国に提出します。
忘れると大変なことになります。

とにかく漏れがないか、
石橋を叩いて渡るくらいの再確認が必要です。

夫婦なので当然一緒に住めるかと思いきや、
そうはいかないのが国際結婚。
一緒に住むには滞在ビザが必要です。

手続きの煩雑さは、一生ついてまわる問題なので、
相当の覚悟が必要です。

その他は…

実はあまり思い浮かびません。
一般的に言われるのは言葉や文化の違いですが、
それは、むしろメリットの方かと思います。

気持ちを伝えるのには、言葉の壁は、
あまり問題になりません。

たとえ、ジェスチャーや表情であっても、
気持ちは伝わります。

文化の違いは、ぼくは楽しんじゃう方です。
「面白い!」といった感情の方が強いです。

まとめ

メリットとデメリットをまとめてみましたが、
いかがでしたでしょうか。

国際結婚しないと分からない、
意外な事実も多いのではないかと思います。

最後に言いたいのは、

大切なのは、相手次第だということです。

性格、家族、生い立ち、現在の状況…
出身国というのはその人を構成する、
ほんの一部分にしか過ぎません。

普段生活するのは、国ではなく、
配偶者であり子供であり家族です。

相手の事をどう思いやっていくかが、
いちばん大切だと思います。