「鶏ってこんなに美味しいんだ…」 国産若鶏に騙されるな!

2017年2月13日

タイ、イサーンの嫁の実家に来ています。
近所の各家では大抵ニワトリを20~30匹飼っています。
うちでも元気に庭を走り回っています。

一昔前では、日本の田舎でも見られた光景ですが、
最近では結構少なくなりました。

タイに来てびっくりしたことの一つに鶏肉の美味しさがあります。
特に嫁の実家で食べる鶏肉は旨いです。
肉質は弾力があって固く、旨味は段違い。
この違いはどこからくるのでしょうか?

タイのニワトリはいわば地鶏

タイ田舎の各家庭で飼っている鶏は、
辺りを走り回っている鶏です。
自由に運動させて育てる日本の地鶏と同じ!

飼育期間が長いので、旨味が凝縮します。
味付けしなくても美味しい。

肉質は固めですが、
弾力があって歯ごたえがいいです。

軍鶏に似てる

凛々しい鶏の姿。
これって何かに似ていませんか?
そう、日本の軍鶏みたいです。

軍鶏はシャモと呼びますが、
これはタイの旧名のシャムから来ています。
そもそもタイからやって来た品種なんですね。

軍鶏と言えば、高級な鶏肉の一つ。
美味しいのも頷けます。

日本の国産若鶏って…

日本では、鶏肉全体の約75%が国産です。
そして早く太らせて出荷するから若鶏です。

だから、短期間で急速に太らせた、
ごく普通の鶏肉が「国産若鶏」です。

なんかすごく良い鶏肉のように感じます。
「ブロイラー」よりいいですよね。
名前って大事です。

タイにもブロイラーはある

もちろん、タイでもブロイラーを生産しています。
それでも日本よりおいしい気がするんですよね。

飼育期間、飼料、品種、さばく場所…
何かが良いんでしょうが分かりません。

タイに来たら鶏肉を食べよう

タイ市場では鶏肉を丸ごと売っています。
日本ではなかなか見かけないですね。

上記は鶏肉丸ごとの蒸し焼きです。
ハーブの香りが効いておいしいです。

タイには、ガイヤーン、カオマンガイなど、
おいしい鶏料理がたくさんあります。
旅行に来た際には、ぜひ食べてみてください。