「タイの結納金の相場は?いくらだせばいいの?」自身の経験からまじめに答えていく

2017年10月29日

日本とタイの国際結婚。
文化や言葉についても、質問を受けることが多いですが、

これもよく聞かれます。
結納金についてです。

日本にも結納金の制度は残っているので、
イメージは付きやすいのですが、

いくら出せばいいのか?

は、タイ人と結婚する際、気になるところですよね。
ぼくも、結婚する前は気になっていました。

結論から言うと、お互いが納得していればいくらでもいいんです。

でも、これは求められている答えではないことは分かっています。

  • 相場は?
  • 交渉で下げてもらうことは可能?
  • 実際にいくら出したの?
  • 金(ゴールド)もあげるの?
  • 「後で返してもらえる」って本当?

一つずつ答えていきたいと思います。

相場は?

タイ人同士の結婚の場合、東北部(イサーン地方)であれば、

10万~20万バーツ(約34万~68万円)

というところだと思います。

これは、タイ人の平均給与のおよそ半年分。
だいたい、これくらいが相場のようです。

もちろん、収入が上がれば、高くなります。
タイの芸能人同士の結婚では、結納金一億バーツ(約3億4千万円)なども
聞くことがあります。

ここで問題になるのは、相手が日本人の場合です。
日本人にも給与の半年分を当てはめてみます。

日本人の平均給与は約420万円なので、半年分というと、

約60万バーツ(約205万円)

になります。

実際に、最初にこの位の額を言われることが多いようです。

交渉で下げてもらうことは可能?

ぼくは最初に彼女の親戚と交渉することになりました。
提示されたのは、

40万バーツ(約137万円)

でした。

ただ、当時ぼくはバックパッカーで東南アジアを旅していました。
収入はなく、貯金も減っていました。
一旦は保留という形になり、再度交渉を続けていきました。

ここで大事なのは、

本人たちと家族が望んでいるのであれば、最終的には結婚に行き着くこと

です。

国際結婚であれば、額については相手も迷うところです。
こちらの事情を丁寧に説明して、お願いしているという立場で望みましょう。

相手の家族も子供の幸せを願っています。
よほどの失礼がなければ、双方が納得する金額に落ち着くはずです。

実際にいくら出したの?

最終的に結納金は、

20万バーツ(68万円)

になりました。

ちなみに、嫁の実家で大々的に結婚式を行い、
結納金のほとんどが結婚式の費用となりました。

金(ゴールド)もあげるの?

タイでは結納金とともに、金(ゴールド)もあげます。
日本で言う婚約指輪のような感じです。

ぼくは、

3バーツ(当時約5万バーツ、約17万円)

分の金をプレゼントしました。

もちろん、今でも大切にとってあります。

「後で返してもらえる」って本当?

これ、たまに聞くことがあるんですが、逆に聞きたいです。

本当にそんなことあるの?

少なくともぼくは、聞いたことがないです。

結婚式を行うだけでもかなりのお金を使います。
結納金をもらうのは当然の主張です。

地方の文化によって違うのかもしれません。
もしかしたらあるのかもしれませんが、ぼくは知らないです。

まとめ

ただでさえ、手続きや文化の違いで戸惑う国際結婚。
お金について心配になるのも当然ですよね。
ぼくも経験があるので分かります。

ただ、それよりも大事なのは、
自分と相手の家族同士が、新しい家族になるということです。

これから一生、付き合いが続いていきます。
良い将来になるように建設的な話し合いをすれば、きっとうまくいきます。
結納金の金額について悩んだのも、笑い話になる日が来るはずです。